ブレーキの特徴

ブレーキの性能は命に関わる、とはいっても、危険な状態になるかどうかの半分はドライバーの運転の方法にかかっている。注意したいのは、専門誌などのブレーキの性能に関する評価は常識的な走行条件を超えた過酷なテストをやっていることが多い。いくら安全なほうがいいと言っても、モータースポーツ競技にでるほどの特殊なブレーキ性能がすべての市販車についている訳ではない。したがって、ブレーキの性能は4輪ディスクだからとか、ベンチレーテッド・ディスクだからという方式だけで決まるものではない。たしかにディスク・ブレーキは高速での繰り返しの使用でも発熱が少なく性能が安定するという点では頼りになるが、強力なブレーキだからよく効くという過信は困る。ブレーキがよく効くという魔術の種明かしの多くは、「サーボ・アシスト」と「いいタイヤ」である。サーボというのはエンジンの負圧を利用した倍力装置で、ペダルで踏む力の何倍もの力で手伝ってくれる。だから、ちょっと踏んだだけで1トン半もある車が止まるのだ。ヨーロッパのスポーツカーではまだサーボ・アシストをつけていない車もあるが、そういう車では相当な踏力がないと運転できない。では、そのサーボをもっと強くすればブレーキはよく効くだろうか。ところが自動車はブレーキをいくら強くしても、路面と接しているタイヤの接地力以上にはブレーキは効かない。つまり、ブレーキが強すぎればタイヤが止まったロックしたまま滑ってしまうのである。だから、タイヤの性能を超えるブレーキをつけても意味がない。←ここから情報を探せます。


DW038_L